千、万、億、兆ときて、「次の単位は?」と聞かれて、すらすら答えられる人はそう多くない。気になって調べると、ちゃんと教えてくれるサイトが見つかった。
1964年生まれの星野さんという人の「Meta2mathematician's HP」(めちゃ数学者?)というサイトだ。
(http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/bigsmnum.html)
そこから得たうんちくは以下の通り。 京(けい=10の16乗、以下4乗刻み)、垓(がい)、シまたはジョ(禾ヘンに旁が予など諸説あり。読み方も2通り)、穰(または壌:じょう)、溝(こう)、澗(かん、門構えの中は日でなく月、または潤)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)、恒河沙(こうがしゃ、ガンジス川の砂の意味)、阿僧祇(あそうぎ、無・数の意味)、那由他(なゆた、他は多とも書く)、不可思、そして最後が「無量大数(10の68乗)」だ。
ついでに小さい数の単位も(単位は10のマイナス1乗刻み)。分、厘、毛(もう、毫)、糸(し、絲)、忽(こつ)、微(び)、繊(せん)、沙(しゃ)、塵(じん)、埃(あい)、渺(びょう)、漠(ばく)、模糊(もこ)、逡巡(しゅんじゅん)、須臾(しゅゆ)、瞬息(しゅんそく)、弾指(だんし)、刹那(せつな)、六得(りっとく)、虚、空、清、浄、阿頼耶、阿摩羅」。そして最後が「涅槃寂靜(ねはんじゃくじょう、10のマイナス26乗)」である。
また、コンピュータなどでよく使われるSISTこと(Standards for Information of Science
and Technology:科学技術情報流通技術基準)の単位についても紹介されている。
デカ(10の単位)、ヘクト(100)、キロ(1000)、メガ(100万=10の6乗)、そしてギガ(10の9乗)とくるぐらいのことはよく知られている。問題はこの先だ。テラ(10の12乗)、ペタ(10の15乗)、エクサ(10の18乗)、ゼタ(10の21乗)、ヨタ(10の24乗)と続く。小さな数量の単位はもうやめよう。
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