昔1960年代に世界のQ坂本が歌った「明日があるさ」が、缶コーヒー「ジョージア」のCMソングに使われて以来、大ブレイクした。ウルフルズ、吉本興業の若手、森高千里までがカバーしている。「今度の上司はフランス人」なんて新作らしいフレーズが受けたのかも知れないけど、一方で、中身のない歌詞をいい加減な英語風フレーズでごまかすチンピラ歌手や、つんくのあやつり人形オバカコーラスに飽き飽きしてるって流れも絶対にあると思う。
 そんな流れを敏感にキャッチすることにかけては天才の井上陽水が、同じく懐メロを次々とカバーして、これまたイイカンジ。

 そんな流れを敏感にキャッチすることにかけては天才の井上陽水が、同じく懐メロを次々とカバーして、これまたイイカンジ。西田佐知子の「コーヒールンバ」、西郷輝彦「星のフラメンコ」、加山雄三の「旅人よ」、タイガース(加橋かつみ)の「花の首飾り」、ペギー葉山「ドミノ」といった具合。また、陽水の歌を、UAや山崎まさよしらや町田康らがカバーしているのをBSでやっていたけど、これまたイイカンジなのだ。
 恐るべし陽水。中年おじさんのカガミかも。どうして彼と同じ年のおじさんたちが、カラオケで演歌とグループサウンズしかできないんだろう。生きてきた時空間がまるで違ったとしか思えないよね。
 ちなみに、陽水の「傘がない」の歌詞は「都会では、自殺する若者が増えている」っていうフレーズで始まる。これってスゴクない?  UAいわく「ゾクゾクってイボイボが立ったン」。これに勝てるのは、松本隆がはっぴいえんど時代に書いた「風をあつめて」(今も、女性シンガーがカバーしたものを東レのCMで使っている)ぐらいでしょ。
 追記:並木路子、三波春夫、河島英五が相次いで鬼籍に。次はボルトMか?南無、合掌。

(写真はhttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/jan/o20010110_20.htmより)